「ホワイトニングをしたのに、歯がまだらに白くなってしまった・・・」
そんなお悩みの声にお答えします。
実は、ホワイトニングによる白いムラにはいくつかの原因があるので、まずは不安を取り除き、正しい対処法により改善させていきましょう。
本記事では、ホワイトニングでまだらになる理由や、ホワイトスポットの原因、そして改善方法について詳しく解説します。
ホワイトニングでまだらに白くなる原因
ホワイトニングは歯の表面を白くする施術ですが、市販のホワイトニングアイテムや施術方法によってはムラが生じることがあります。
とくに市販のホワイトニング剤は濃度が低めで、効果にばらつきが出ることもあるでしょう。
また、歯の表面の状態によって薬剤の浸透率が異なるため、まだらに白くなってしまうことがあるのです。
さらに、「ホワイトスポット」と呼ばれる歯の表面に時々見られる白い斑点は、ホワイトニングをすると強調されてしまうことがあり、その結果、歯がまだらに見えることがあります。
ホワイトスポットの原因
ホワイトスポットができる原因はいくつかあります。
- 高濃度のフッ素
- 栄養不足
- 初期の虫歯
- 遺伝
適切な対処法を見つける参考にしてみてください。
高濃度のフッ素
幼少期にフッ素を過剰に摂取すると、歯を覆うエナメル質に影響を与え、ホワイトスポットができることがあります。
これは「歯牙フッ素症（斑状歯）」と呼ばれ、とくに飲み水にフッ素を添加している国などで起きやすい症状です。
フッ素を過剰に飲み込むことで生じるため、一般的なフッ素塗布は問題ありません。
栄養不足
8歳ごろまでの歯の形成期に、カルシウムやビタミン（A、C、D）などの栄養が不足すると、歯のエナメル質の形成が不完全になり、ホワイトスポットのリスクが高まります。
子供の頃からバランスの取れた食事を心がけることが、歯の健康のためにも重要です。
さらに、胎児のころから歯のエナメル質が作られるため、妊娠中の母親の栄養状態も影響するといわれています。
初期の虫歯
虫歯の初期段階では、虫歯菌が作り出す酸により歯のカルシウムなどが溶け出し、白く濁ったホワイトスポットを形成することがあります。
これは脱灰と呼ばれるプロセスで、初期虫歯では歯の表面が全体的に溶けず、内部が溶けていく表層下脱灰が起こりやすいのが特徴です。
適切なフッ素ケアや歯科治療を受けることで、ホワイトスポットの進行を抑えることができるでしょう。
遺伝
ホワイトスポットは遺伝的な要因で発生することがあり、家族にホワイトスポットが多い場合は、自身にも同様の症状が現れる可能性があります。
遺伝的要因によるホワイトスポットは、成長とともに自然に目立たなくなることもありますが、ホワイトニングによって逆に強調されることもあります。
ホワイトニングで目立つホワイトスポットの改善方法
ホワイトニングによってホワイトスポットが気になるようになった場合、以下の方法で対処することが可能です。
- 虫歯治療
- ホワイトニング
- 削って補填する
虫歯治療
ホワイトスポットが軽度の虫歯に起因する場合、歯科医院でフッ素塗布をおこない、再石灰化を促す処置を受けることで改善が期待できます。
歯の表面のミネラルを補給し、健康なエナメル質を維持することが重要です。
早期治療を行うことで、ホワイトスポットの悪化を防ぎ、より自然な歯の色を維持できます。
そのためには、定期的な歯科検診を受け、虫歯の進行を防ぎながらホワイトスポットのケアを行うことが重要です。
ホワイトニング
ホワイトスポットが目立つ場合、市販のホワイトニングアイテムを避け、歯科医院や専門のサロンでのホワイトニングを検討しましょう。
ホワイトニングをしたことでまだらに白くなったと感じた場合でも、歯を均一に白くすることで目立たなくなるはずです。
プロの施術では、歯の色を均一にする方法が用いられるため、ムラのない仕上がりが期待できます。
歯科医師に相談し、ホワイトニングの方法を選ぶことで、より理想的な白い歯を手に入れることができるでしょう。
削って補填する
ホワイトスポットが気になる場合、歯科医院でコンポジットレジン充填やラミネートベニアをおこなうことで、歯の表面の色を均一に整えることができます。
コンポジットレジン充填は、ホワイトスポットの部分を削り、歯科用樹脂を詰めて補う治療法です。比較的手軽にでき、治療時間も短いのが特長ですが、経年劣化による変色が起こる可能性があります。
ラミネートベニアは歯の表面を薄く削り、セラミック製の薄いシートを貼り付ける方法です。見た目の美しさと耐久性に優れていますが、健康な歯を削る必要があり、費用も比較的高額です。
それぞれのメリット・デメリットをよく理解し、歯科医と相談して最適な方法を選びましょう。
まとめ
ホワイトニングで歯がまだらに白くなる理由として、市販のホワイトニング剤の影響やホワイトスポットの存在が関係しています。
ホワイトスポットの原因としては、高濃度のフッ素・栄養不足・初期の虫歯・遺伝などが考えられるでしょう。
当店の「オゾンホワイトニング」は口臭や虫歯、歯周病対策にも効果的であり、ホワイトスポットの悪化を防ぐ助けとなります。
ホワイトニングのムラが気になる方は、適切な方法を選び、美しく白い歯を手に入れましょう。